紀勢本線は和歌山駅から新宮駅を通って三重県亀山駅まで400km近い長大な路線ですが、紀伊半島をぐるっと回るため海の景色がきれいなことで有名です。この記事では特に通称「きのくに線」(和歌山駅~新宮駅)内での海のきれいな車窓、途中下車して海水浴やリゾートホテルが楽しめる駅、観光地を実際にいった経験をもとに紹介します。
海の景色や海水浴も楽しみたい!鉄道旅も楽しみたい!という方や紀伊半島、車なしでも楽しめる?という方の参考になればと思います!
きのくに線は紀勢本線のうちJR西日本の区間の愛称。紀勢本線の和歌山県の部分です。
和歌山駅から特急くろしおで
今回の旅は和歌山県のターミナル駅、和歌山駅からスタート!大阪方面からやってきたリゾート地白浜駅行きの特急くろしおに乗って紀勢本線を南下します。
和歌山駅がこれから新宮駅に行きつく前に一番大きい駅なので、必要なものがあったら買いそろえておくのが良いでしょう。個人的に無人販売のお弁当屋さんは安くてたくさん食べれるので買って車内で食べるのはおすすめです!
特急くろしおの一部車両(289系の一部?)では写真のような一人席がついてたりします。同じJR西日本、大阪から兵庫方面に向かう特急こうのとりにもありますが、一人でゆっくりしたいときはこちらの席を探してみるのも良いでしょう。
海が見えだす【印南駅→白浜駅】
和歌山駅から40分ほど、御坊駅を出て印南町。印南駅をでてしばらくすると右手に海が広がるようになります!これまでちらほら見えていた都会の海ではなくこれぞ紀伊半島の海!という青々とした海を天気が良ければ見ることができるようになります。
そして私は紀伊田辺駅で待っている各駅停車に乗り換えました。白浜まで特急で行けたんですが、どちらにしてもこの普通列車に乗る必要があったので特急料金の節約です。
ちなみに、きのくに線区間は電化されており、ICOCAにも対応している進んだ路線でした。大都市大阪から特急列車が乗り入れる区間で需要もそれなりに大きいということでしょうか。
紀伊田辺を過ぎるとすぐに白浜駅。東京からは南紀白浜空港まで空路があるので、東京から遠いようで近いリゾート地です。南紀白浜アドベンチャーワールドの最寄り駅です。こちらにはリゾート地らしくいくつか砂浜があり海水浴もできます。ただ、駅からすぐというわけではありません。ここで一泊、海水浴を楽しむというのも良いかと・・!
ビーチ目の前で宿泊【周参見】
私は周参見駅で下車しそこで一泊しました。というのも周参見駅は駅からちょっと歩くと海!そして海のそばにリゾートホテルがあったからでした・・・!
海水浴場とホテルはすぐそこなのでチェックインして支度を済ませて海水浴することができました。車なしで海水浴をする場合は着替え場所や荷物置き場がネックですよね・・・その点近くに宿があると助かりました。
また、玄関に簡易的なシャワーがあり海水浴後に砂を落とすこともできました。もちろん温泉も♨
本州最南端の海景色【串本】
周参見で一泊、リフレッシュしたところで紀勢本線旅再開です。次なる途中下車駅は串本駅。紀伊半島の先っちょともいえる潮岬の最寄り駅です。本州最南端の碑まではバスで18分弱。最南端周辺には灯台、観光タワー、ジオパークセンターをはじめ観光地が集まっています。もし時間があったら潮岬観光はいかがでしょうか?ちなみに私は3時間程度で回れました。
ちなみに串本駅の近くにもいくつか旅館が立ち並ぶエリアがあります。海水浴場もあるため、こちらで一泊、という手も良いと思います。そうすると潮岬エリアをよりじっくり楽しめそうです。
本州最南端を過ぎた串本駅から新宮駅までの紹介は次の記事にしたいと思います。