【越後湯沢で雪景色】都内から日帰り雪見旅行のはずが運休により新幹線振替輸送を体験

中部地方
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日本海側の豪雪地帯で記録的な積雪があった2022年2月下旬の数日後、まだ雪が多く残る越後湯沢駅まで日帰りで雪見旅行をしました。目的は雪景色を見ることなので、観光らしいこともそこまでしない予定でのんびりと鉄道旅行をするのもいいものだ…と思いながら向かっていたのですが越後湯沢に着いてから、越後湯沢〜水上間の運休が決まり新幹線の振替輸送を利用しつつの旅程となりました。この記事では予め考えていた雪見ポイントを紹介しつつ、運休区間を迂回した実際の旅程を紹介します。実際に体験した新幹線での振替輸送についても書いてますので参考になればと思います。

旅のタイムライン
  • 9:30-13:10
    越後湯沢
    • 魚野川で雪景色
    • 駅で日本酒と特大おにぎり
  • 13:30
    上毛高原
    • 雪の量の違いに驚きながら徒歩で移動
  • 14:30
    後閑(乗り換え)
  • 15:00-16:30
    八木原
    • 温泉「スカイテルメ渋川」
  • 17:00
    高崎(乗り換え)

運休のお知らせ@越後湯沢

上越新幹線に乗って越後湯沢駅まで向かいました。平日にも関わらずスキーシーズンであることから多くのお客さんが乗っていました。

降雪が落ち着いたあとも上越線の越後湯沢〜水上区間は除雪のため連日午前中または終日運休が続いており旅行当日の午前も運休が決まっていました。午後から再開とのアナウンスはあったものの実際はどうなるかわからない状態での旅のスタートでした。列車が動いたら、以下の3つの雪見ポイントまわることを考えていました。

<雪見ポイント1> 越後湯沢駅周辺
新幹線も止まる大きな駅ですが、豪雪地帯の中の豪雪地帯であり、駅から少し歩くだけで十分に雪景色を楽しめます。また、徒歩で行ける距離に魚野川があります。魚野川は越後湯沢駅から徒歩で行ける一級河川で雪のない時期は釣りも楽しめるようです。

<雪見ポイント2> 上越線の山岳区間(土樽駅〜湯檜曽駅)の車窓
途中、モグラ駅で有名な土合駅があり、トンネル区間が多い路線ですが渓谷の高いところを通過するためそこから壮観な雪景色を楽しむことができるはずです。

<雪見ポイント3> 徒歩で湯檜曽駅〜水上駅
湯檜曽駅まで行くと川が太平洋に流れるようになり、近くの湯檜曾川は利根川の支流になります。太平洋側に入ったとはいえ積雪はそれなりにあるようだったのできっとすごい雪景色のはず!

…と書いたあとに運休が決まり、結局土樽駅〜湯檜曽駅区間は乗車できず、新幹線による迂回を余儀無くされました。ということで今回実際に紹介できるのは<雪見ポイント1>越後湯沢駅周辺のみとなります。

越後湯沢駅周辺の雪景色

駅から出ると流石の雪の量、東京から1時間半とは思えません。。

駅前の通路でこれです。
駅から5分くらいのところ

さて、それでは実際に行った場所について紹介したいと思います。魚野川の雪景色を期待していたのですが、予想を超えた雪壁が川べりに立ちはだかっていたため、川を見ること自体が難しい場所も多くありました。

立ちはだかる雪壁により左側にあるべき川が見えない

川べりまでは越後湯沢駅から15分程度で行ける予定だったのですが、歩道が雪で覆われて進むことができない道や前述の雪壁により結局30分ほど歩いて中央公園まで行きました。

橋桁も雪が壁を作っているので、近くに行っても川は見れませんでした。でも背景の雪山と相まって良い景色
中央公園すぐの橋からは川が見えました。正直川自身は予想してたよりすごい景色ではなかった、、
新幹線の橋桁
除雪車
雪山が出来上がっています
用水路があったと思しき場所(雪解け後いったらちゃんと用水路してた)

多分現地の方にとってはなんでもない場所ですが、関東では見ることのできない雪景色を堪能したあとは越後湯沢駅に戻りました。観光地らしく駅舎内は多数のお店があり、お土産屋だけでなく出店のようなお惣菜屋さんやレストラン、温泉、お酒の試飲コーナーまでもあります!

入口近く、圧巻ですね

まだ午前中ではありましたが早速お酒の試飲コーナーがある駅構内のぽんしゅ館に向かいました。試飲と言ってもお金を払って最大お猪口5杯分、100種類はあるであろう日本酒(一部梅酒やワイン)から飲むことができます。ちなみに新潟駅にもあります。

飲みたい銘柄の注ぎ口にお猪口をセット→コインを入れてボタンを押すとでてきます

ほろ酔い気分に浸りつつ、次はお昼ごはんとして、同じぽんしゅ館にある爆弾おにぎりを食べました。このおにぎりは新潟県のお米を一合まるまる使われており、その何ふさわしいとんでもないおにぎりです。具のバリエーションもたしか10種類ほどあり、私はきゅうり味噌を食べました。ちなみに店内で食べるとお味噌汁のサービス付きです!

特大おにぎり。味噌汁つきで600円弱でした

越後湯沢で楽しんだあとは悲しいお知らせ、当初予告されていた12時頃までの越後湯沢駅〜水上駅の運休が延長し、越後中里以降へは運休継続となってしまいました。こうなるとポイント2上越線雪景色、ポイント3湯檜曽駅は実施できず代替案を余儀なくされました。

元々、今回は上越線(越後湯沢〜水上)が運行するか怪しい状態での旅行だったため代替案として越後湯沢駅から上毛高原駅まで新幹線で行き、そこから後閑駅まで徒歩で向かうというルートも考えていましたので今回はこちらのルートを採用しました。

新幹線による振替輸送

そこで越後湯沢駅〜上毛高原駅のみ新幹線での移動、上毛高原駅から徒歩35分の在来線後閑駅まで行き、そこから途中下車の旅を行うことにしました。今回は新幹線振替輸送による移動となり、思い通りに移動できなくなった代わりに少しレアな体験ができました。

新幹線による振替輸送

在来線一部区間の当面復旧見込みが薄いときに、特急券なしで新幹線自由席に乗車できる特例制度。(在来線運休、新幹線運行時にいつも必ず行われているというわけではないようなので注意)

在来線で越後湯沢駅から水上駅まで利用する予定だったと駅員さんに相談したところ、越後湯沢駅〜高崎駅区間は特急券なしで通常の乗車券で乗れるとのことで、必要書類である新幹線振替乗車票をいただきました。これが特急券の代わりとなり移動できます。


高崎まで2駅分(100km近く!)も移動できるのは、越後湯沢駅の次の駅が新幹線のみの駅である上毛高原駅であることからだと思われます。何も知らなければいつも通り特急券を買いかねないので、振替輸送ができそうなときは駅員さんに聞いてみるのが良いと思います。

雪のない太平洋側

ただし、今回は高崎まで乗れる権利を途中で放棄して上毛高原駅で下車しました。上毛高原駅から最寄りの在来線駅である後閑駅まで徒歩40分圏内であり、歩けなくはありません。もともと歩いてみたい場所だったので行ってみることにしました。

上毛高原駅まで戻るとさっきまでの雪が嘘のようになくなります。標高は上毛高原駅の方が100m近く高く、450mあるのですが日本海側と太平洋側の気候がいかに異なるかを実感できる移動になりました。

畑にうっすら残る程度の雪
遠目にはもっと積もってそうなところがありました。
この辺りは月夜野という地名です。なんかかっこいい。奥の蟹原も珍しいひびき。
ついさっき見た越後湯沢の魚野川とは大違いな景色の利根川
のんびり50分くらい歩いて後閑駅へと到着

突如現れる温泉の塔

あちらこちら歩いて後閑駅から乗車したあとは30分ほど荒々しい利根川上流沿いを列車で揺られ渋川にある温泉へ向かいました。上越・吾妻線で高崎まで向かう途中にある八木原駅から徒歩15分のスカイテルメ渋川です!ここには特徴的な建物の上に展望が良い温泉があり前々から気になっていた場所でした。

右の不思議な形をした建物の上が温泉。左はホテルです。

エレベーターに乗り、実質5階くらいの2階に到着。温泉に入ると、私が訪れた時は日が既に傾いていたため、大きな窓から入る西日がまぶしかったです。外から見ると無機質な見た目をしていますがれっきとした温泉であるため、温泉の匂いがし、景色も良くまた行きたいと思うような場所でした。

グリーン車で駅弁のプチ贅沢

温泉でほんわかしたあとは八木原駅から再び乗車し、高崎駅で下車しました。そして最後は首都近郊を走る在来線普通車グリーン車にて高崎駅で買った駅弁を食べながら帰途に着きました。

高崎駅には駅構内に駅弁屋さんがあります。そのため改札を出ずに駅弁を入手できるのですが、人気のうなとり重は午前中に完売することが多いそうですので注意です。

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「だるま弁当」でおなじみのたかべんでは、駅弁をはじめ、各種お弁当の販売しています。群馬県高崎市。

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