房総半島海比べ
鯨漁の街でくじら肉まんを食す【和田浦・竜宮社】

関東地方
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海中公園についての勝浦編はこちら

和田浦駅は街の裏側なのでちょっと歩く

くじら肉がつまった鯨肉まん(350円)

海中公園のある鵜原駅から外房線・内房線を通って30分程度でくじら漁の拠点和田浦の最寄り・和田浦駅(南房総市)へと向かいました。この駅は駅舎が立派な木造建築でこれだけでも見に行く価値があると思います。和田浦駅は無人駅ですが、無人にしては立派な作りだと思います。房総半島の駅は駅前にヤシの木がよく植わってますね。館山駅前はヤシの木並木道が駅前にあったような・・・

南国感あふれる

この駅、山側に位置しており漁港など主要施設へ向かうには線路を渡らないといけないのですが、踏切が思いのほか遠く距離の割には歩くのでスケジュールには余裕を持って歩いたほうが良いでしょう。とはいえ、私は和田浦駅での滞在を1時間に設定していたのですが急ぎ足であればこれから紹介するコースは回ることができました。

道の駅 和田浦WA・O!

まず最初に道の駅に向かい、何か食べることにしました。道の駅は鉄道駅すぐですが、先述の理由により遠回りが必要です。

くじらの街の施設だけあって、この道の駅の名物はくじら料理のようです。レストランや売店もあるのですが、くじら版の肉まんを食べてみることにしました。他にもくじらコロッケやソフトクリーム(くじら関係ない)なども売られていました。

くじら肉まん
 くじら肉を100%使用した肉まんです。
 生姜を使った味付けはくじらが初めての方にもおすすめです。
 くじらに含まれる豊富な栄養素を手軽に美味しく召し上がれます。
公式ページ より

実際食べてみて、説明の通り味付けも良く噛みごたえのあるお肉で美味しくいただくことができました。くじらコロッケもおいしそうだったな。

道の駅の横には鯨資料館があり、その横には大きなシロナガスクジラの骨格標本が…!! 確かこの標本は列車に乗っても見ることができたと思うので、和田浦を通過する際は是非注意してみてみてください。

シロナガスクジラの骨格標本!!

小さな神社の竜宮社と風強すぎな浜辺

道の駅と漁港の間、歩いて15分くらいの距離に小さな神社、竜宮社があります。浦島太郎が行った竜宮城と同じものかわかりませんが、竜宮は深海の底にある竜神の住む宮殿のことらしく縁結びの神社でもあるそう。縁結びは浦島伝説にちなんでるようです。

こじんまりとしつつも風を避ける石垣に囲まれた立派な作り。南国感があります。

縁結びの神様なだけあって、お社の中には縁結びの鐘が設置されていました。また海上安全など海の神様であることから由来するご利益もあり、中には船に関わる道具も祀られていました。小さなお社ですが本州ではあまり見かけないデザインの神社なだと思いますので時間があったらいかがでしょうか?

く◯もん・・・?

竜宮社は高台にあり海の方に出れるようになっているため、降りてみました。ただ、海側は風がとても強く、ちょっと前に行った勝浦の海とは大違い・・早々と退散しました。和田浦は房総の先っちょにあたりますのでより外海で普段から風が強いんでしょうね。

海の方へ降りる階段
風上に歩くのが難しいレベルでしたが・・・写真では伝わらなそう

へんな形の南房総市

なんとか1時間で和田浦を歩き、次の目的地は同じ南房総市・富浦です。ただ、富浦に行く途中自衛隊の施設で有名な館山を通ります。こちらは館山市です。つまり一度南房総を出てまた戻るんですが、、海岸沿いを通ってる路線なのにちょっと不思議じゃないですか?

・・・こんなこと気にする人あまりいないかもしれませんが、南房総市の形がちょっとへんなんです。

https://www.mboso-etoko.jp/ より引用

こちらの地図を見るとわかるように館山市をぐるっと囲むような領域が南房総市です。なぜこんなことになったかといいますと、もともと南房総市は複数の8町村が平成の大合併により生まれた新しい市で、それまではどこかの自治体が館山市を取り囲むようなことにはなっておらず、より自然な境界を形成していました。ところが平成の大合併の波が押し寄せ、館山市を含めこのあたりで合併の検討が始まりました。

この時は館山市、鴨川市、鋸南町など今も存在する自治体も含めた検討もされたそうですが最終的には館山市を取り囲む8町村が合併することになり、この形になったそうです。そのため今は同じ南房総市でも対岸の地域には館山市を経由したほうが早い場合が多々あり、鉄道もまたそのような経路を通っている、ということです。

それではお次は房総屈指の映えスポット、富浦の桟橋へ向かいます。

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