釧網本線で行く北海道の絶景!硫黄の山トレッキングの楽しみ方【川湯温泉アトサヌプリ】

北海道地方
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最寄駅から徒歩20分ほどで行ける硫黄が噴き出す火山があるって知ってました?

道東の観光地として名高い屈斜路湖の近くには硫黄山、またの名をアトサヌプリという硫黄と湯気が立ち込める火山がそびえています。秘境感の高いこの場所ですが実は駅近…とまでは言わずとも釧網本線の最寄駅から徒歩20分ほどで行ける鉄道旅の穴場スポット!また、近くには川湯温泉という温泉地もあり駅から温泉地までは路線バスで10分弱!温泉も楽しめるというわけです。この記事では実際に川湯温泉駅から川湯温泉街を通って硫黄山とその周辺を観光した経験をもとに、楽しみ方をご紹介します!途中下車駅候補となったら幸いです。

釧網本線と路線バスで行くアトサヌプリ

道東の大自然の中に位置する硫黄山。別名アイヌの言葉でアトサヌプリと呼ばれています。この山は屈斜路湖と摩周湖の有名な2つの湖の間に鎮座し、明治時代には硫黄の採掘で栄えていました。現在も仰々しいほどの硫黄が見れる観光スポットとして紹介されるのですが、この場所に鉄道とバスを使って行ってみました。

多くの観光客にとってアクセスに時間のかかる土地ではありますが、網走や釧路についてしまえば、難しくありません。釧網本線の川湯温泉駅が最寄り駅で、網走駅からは約90分、釧路駅からは約2時間です。ちょっと時間はかかりますが、釧網温泉は景色も素晴らしいので時間を忘れて楽しめますよ!参考までに網走から川湯温泉までの経路の地図はこちら

北海道の鉄道旅行一般に言えることですが、とにかく本数が少ないのでそこは注意です!入念に計画しましょう。一度逃すと4時間後とかの時もあるので・・

さらに駅に着いたら、接続よく川湯温泉行きの路線バスに乗って、10分程度で温泉街に到着できます。このバス、本数は多くないのですが、鉄道と接続するようにダイヤが組まれているようなので、利便性は良さそうです。とはいえいつもバスがあるわけではないと思うのでこちらもチェックを忘れずに!

路線バスの下車場所ですが、アトサヌプリへ向かうならエコミュージアムセンター前が良いでしょう。

川湯温泉着。バス停は右の駅舎を出てすぐです。
すでにバスが待っていました。ちなみに乗客は私1人だけ・・
バスの時刻の調べかたは?

阿寒バスの公式ページを確認すれば間違いありません。公式ページに飛ぶと主要路線時刻表という欄の川湯線に時刻表PDFがあるので、そちらを確認しましょう。

ちなみに、温泉街の中心部にまさに川がお湯になって流れている足湯があります。そこでほっと一休みするのもよいでしょう。私は後述する駅併設の足湯を楽しむことにしたのでこちらは入らずに先を急ぎました。

熊出没情報もチェック!ビジターセンターへ立ち寄り

バスを降りるとそこそこ大きなビジターセンターが!この場所は温泉街の中心地でありつつ周辺の大自然を楽しむ拠点ともなっており、アトサヌプリ周辺のみならず屈斜路湖や摩周湖周辺の情報を得ることができます。カフェ併設の小さな博物館といった印象で、ビジターセンターだけでも楽しめます。

北海道にはヒグマが生息しているため、ビジターセンターで熊出没情報をチェックしておきましょう。出没情報については地図と共に分かりやすく掲示されているため、出発前に確認しておくことをおすすめします。また、Twitterでも情報発信されているのでそちらで情報を得るのもよいかと思います。

入口に熊出没マップのボードがありました。

トレッキングの魅力と注意点

アトサヌプリへ至るトレッキングは、ビジターセンターから約1時。つつじヶ原自然探勝路というトレイルを進みます。火口に向かうに連れて、植生が大きく変わり、周囲の風景が様変わりするのが見どころ。山の天気が変わりやすいため、雨具や防寒着など必要な装備を用意しておきましょう。トレッキング前に天気の情報収集をし、クマ鈴の用意も忘れずに。無理をせず、安全にトレッキングを楽しんでください。

最初は背の高い森が続き、鳥の声に癒されます。ゴジュウカラでしょうか?
だんだんと森がなくなり背の低い草の地帯へ
ハイマツの森を抜け、どんどん地面が見えてちらほらハイマツが生えているところ。環境の厳しさを感じます。
最後には植物の生えない大地に・・・!

硫黄の絶景と歴史

のんびりと1時間弱歩いた先に、ようやくアトサヌプリの中心へ到着です!

硫黄山の火口には、硫黄の塊がすぐそばにあり、熱水が噴出しているため、とてもダイナミックな景色を楽しむことができます。しかも、熱水が噴出している小さな火口には囲いがないので直に感じることができます。ただし、近づきすぎは危険ですので十分に距離をとってください!また硫化水素臭が強いため、風向きには注意が必要です。

近くにはこれまたビジターセンターがあり、ここで休憩することもできます。また、かつてはこの硫黄を鉱物資源としており釧路まで続く鉱山鉄道があったのですが、その開拓の歴史の展示もみることができます。

駅に帰っても楽しめる!川湯温泉駅の足湯

十分に楽しんだら駅へと戻ります。帰りは川湯温泉街には戻らず徒歩で戻りました。実は駅まで最短はこの徒歩ルートで火口からたったの20分ほどで川湯温泉駅に帰ってくることができます。ちなみに川湯温泉駅には足湯が併設されており、温泉に入る前に足湯で一息つくことができます。トイレや屋内の椅子も完備されており、カフェもあるため、ゆっくりと過ごすことができますよ。

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