冬の雪深い時期に栃木から会津若松に連なる鉄道4社の路線を抜ける経路を通って鉄道旅を行いました。通過する駅には温泉の名のつくところが多く、各所で温泉に入ることができます。また、東京から3時間足らずで行けるのにもかかわらず豪雪地帯に位置するため、雪見旅行としても最適な路線です。また、この行程での注意点も書きましたので参考にしていただければと思います。
鬼怒川温泉までは浅草から伸びる東武鉄道の路線の特急で簡単に向かうことができます。今回は特急きぬ(鬼怒川温泉駅行き)を利用しました。鬼怒川温泉も温泉地として有名な観光地ですが、ここでは贅沢にも乗換のみの利用で先の温泉地へと急ぎました。時刻によっては会津田島行きの特急も出ており都内からもアクセスも良好です。この路線を利用する場合、東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道・JR東日本の4社の路線を一気に通ることになります。
- 乗り換え鬼怒川温泉駅(東武鉄道)
- 09:59-12:39湯西川温泉駅(野岩鉄道)
- ♨︎ 道の駅 湯西川
- 湯西川棟梁
- 乗り換え会津田島駅(会津鉄道)
- 13:56-14:56湯野上温泉駅(会津鉄道)
- ♨︎ 親子地蔵の湯
- 15:34会津若松駅(JR東日本)
湯西川温泉駅
この駅には道の駅が併設しており、そこに温泉があります。実質温泉とつながった名前にふさわしい駅です。
温泉は広々とした内湯と4-5人ほど入れる外湯からなっており、無色透明のお湯でした。朝10時の開店とほぼ同時に入ったので3連休の土曜の朝にかかわらずお客さんは他に3,4人でした。なお足湯も岩盤浴もあるようです。
道の駅から出ると湯西川橋梁を眺めることができます。5分ほど歩いたところにある車道の橋から眺めると壮観でした。
湯野上温泉駅
野岩鉄道・会津鉄道には温泉の名がつく駅名がたくさんあります。野岩鉄道には4駅、会津鉄道には3駅あり、鬼怒川温泉から続いて温泉地の多い地域であることが駅名からわかります。特に野岩鉄道は9駅中4駅と半分近く温泉がついています!
会津若松
湯野上温泉駅を抜け、この日の目的地会津若松駅へと向かいます。この区間は進行方向左側に阿賀川が流れ、川が運んだ土砂で形成された平野が広がり、家も少ないためとても見通しがよいです。一面の銀世界を抜けるローカル線からの眺めがとても美しかったのでここを通る時はぜひ景色に注目してください。
会津若松駅で宿泊し、翌日は冬の只見線乗り通しを行う予定・・でしたが、アクシデント発生でイレギュラーな旅となりました。続きは以下のエントリーでお読みになれます。
ICカードと運賃に注意
特に気にすることなく鉄道会社を跨いで移動できるので忘れがちになりますが、特有の注意点が2点あります。
- 入場駅でICカードが使えたとしても出場駅でまた使えるとは限りません。都内から向かう場合、新藤原駅以北はICカード非対応区間になります。そのため、ICカードで入場した場合は改札を出るときにその旨を伝え、後からICカード対応駅で精算をしましょう。無人駅の場合は車掌さんに伝えると良いと思います。
- あとから精算する区間は入場駅から新藤原駅となります。
- 駅員さんに聞いたところ東武鉄道の駅から入場した場合、首都圏外のJR駅ではICカードの精算ができない場合が多いようです。その場合、旅行中入場に使用したICカードでの再入場はできないというケースがでるので注意しましょう。
- 新しい鉄道会社の区間に入るごとに初乗り運賃がかかるため、移動距離に対して運賃が高くつきます。例えば移動距離95.0kmの鬼怒川温泉〜会津若松では3,340円かかります。一方、同じくらいの移動距離105.5kmで全区間東武鉄道の春日部〜鬼怒川温泉は1,215円なので3倍の値段がかかることになります。(もちろんそれだけが理由ではないかもしれませんが・・・)
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